穴窯安全マニュアル
1200度に上がっている窯の近くにいると、今にも炎を吹き出しそうな、とても危険な状態に見受けられます。しかし、必ずしもそうではありません。特殊な焚き方でもしない限り、穴窯は基本的に強力な勢いで焚き口から煙突の方へ引いていますので、普通は焚き口から炎が吹き返すようなことはありません。
とはいえ、並ならぬ熱に対する対策が必要だということは言うまでもありません。
まずは服装です。頭は長髪の人は髪の毛をくくり、短髪の人でも帽子をかぶることです。首にタオルなどを巻き、長袖の上着を着ます。軍手は2重にするか、革手(革製の手袋)をはめます。下半身は長ズボン、靴下、ちゃんとした靴です。下半身にエプロン(前掛け)をつけることをお勧めします。身につけるもの全てが化繊ではなく、綿100%のものでないとだめです。
軍手に穴があけば当然そこは素手になります。軍手をしているからといって安心して穴のあいた軍手で熱いものを触って火傷することがよくあります。「小さな穴はあいているけど、もったいないからまだ使える」と思いがちですが、ここは節約するところじゃありません。小さな穴でもあけばその軍手は使用禁止です。
子どもや慣れていない人に薪焼べ体験をさせる場合は、事前学習が必要です。プロの社会人スタッフが薪の焼べ方の見本を見せて、子どもが理解したことを確認してから子どもにやらせます。子どもが薪を焼べているときに常にスタッフが横で蓋を持ち、危険を感じたら直ちに蓋をしめて子どもを窯から離せる態勢をとります。
窯の焚き口周辺は、見学者でごった返し動きがとれない状態にならないように心がけます。見学者は一定の距離をおいて椅子に座って見学することが原則です。
窯焚き3日目から窯の外側の温度も相当高くなりますので、うっかり触って火傷しないよう注意が必要です。窯の横の通路は狭くて危険ですから、3日目からは原則として通らないこととします。煙突付近から窯場に入る通路にロープを張って進入禁止とします。
窯があがったら最後に窯に泥を塗ってしめますが、大変熱くなっていて火傷する危険が高すぎますから、この作業は子どもたちにやらせません。
窯焚きの服装は、綿100%、帽子、長袖、軍手2重か革手、長ズボン、靴下、靴。長髪の人はくくる。
薪焼べ体験をしたい人は事前にプロに指導してもらう。子どもが焼べている時は常にプロが横にいて、危険と判断したらいつでも中止できる態勢をとる。
見学者は焚き口から一定の距離をおいて椅子に座って見学する。焚き口の前をむやみにうろうろしない。
外側の温度があがっているとき(3日目から)は、窯の横の通路を通らない。